はじめに:個人事業で一番大切なのは「働き方の設計」
個人事業主は「自由」である一方、時間とお金の管理すべてが自己責任です。
多くの人が陥るのは、次のような悪循環。
案件を増やす → 時間がなくなる → 効率が落ちる → 単価が上がらない
僕自身、事業を始めた当初は“働くほど疲れて、資産は増えない”状態でした。
しかし今では、月の労働時間を半分にしても利益を維持し、時給換算で1万円超を実現できています。
本記事では、そのために必要な
「構造」「数字」「思考」を、実践ベースで解説します。
ステップ1:まず“労働時間の棚卸し”をする
どんなに優れた節税・投資戦略も、時間単価が低いと限界があります。
最初にやるべきは「自分の1時間の価値」を把握すること。
僕が最初に作ったのは、こんな簡単な表でした👇
| 項目 | 実働時間/月 | 収入/月 | 時給換算 |
|---|---|---|---|
| クライアント案件 | 100h | ¥400,000 | ¥4,000 |
| 自社サービス構築 | 40h | ¥100,000 | ¥2,500(資産化) |
| 情報発信(ブログ) | 20h | ¥20,000 | ¥1,000(将来リターン) |
→ 合計160時間働いて、実質の時給は約3,250円。
この現実を「見える化」した瞬間、「もっと働く」ではなく「構造を変える」方向へ意識が変わりました。
ステップ2:時間を「収益性」で分類する
個人事業主の仕事は、すべて次の3つに分類できます。
| タイプ | 内容 | 将来性 |
|---|---|---|
| ① 収益労働 | 今すぐお金になる仕事(受託・納品) | 即収益だが限界あり |
| ② 資産労働 | コンテンツ・仕組みを作る仕事(教材・ブログ) | 未来に収益が続く |
| ③ 無益労働 | 習慣的・惰性的な作業(メール・管理) | 利益を生まない |
このうち②資産労働の割合を増やすことが、時給を10倍にする唯一の道です。
僕の場合、初期は収益労働が8割以上でしたが、
今では資産労働が全体の6割を占めています。
実践:時間をブロック単位で管理する
GoogleカレンダーやNotionを使って、
作業を「利益を生む時間」と「生まない時間」に分類します。
例)
- 月曜:ブログ執筆(資産労働)
- 火曜:クライアント対応(収益労働)
- 水曜:情報整理・財務確認(資産労働)
- 木曜:休息・読書(リフレッシュ投資)
- 金曜:新企画構想(資産労働)
→ “資産を育てる時間”をスケジュールに先に入れることで、
自然と「労働依存」から脱却できます。
ステップ3:単価を上げる「価値構造」を作る
時給1万円を実現するには、単価を上げるか、同じ労働で複数収益を得るしかありません。
そのために必要なのは、「価値のレイヤー構造」です。
レイヤー1:提供価値の言語化
単に「作業をする」ではなく、
「このアウトプットがクライアントの売上をいくら伸ばすのか」
まで定義すると、単価交渉が容易になります。
例:
「記事制作」ではなく「SEO改善による月10万円の売上増加支援」。
→ 価格は“時間単価”ではなく“成果価値”で決まる。
レイヤー2:知識資産の再利用
自分のノウハウや提案書をテンプレ化する。
同じ提案を5社に出せば、実質5倍効率です。
僕は「提案テンプレート集」「見積りフォーマット」「請求書自動化」などを整備し、手作業をほぼ排除しました。
レイヤー3:仕組みを商品化する
知識を“商品”に変えることが、時給上昇の本質。
- note / Brain で教材販売
- Udemy でオンライン講座
- メルマガ登録でリストマーケティング
1回作れば、何度でも売れる。
これが「資産労働化」=お金が自動で入る構造です。
ステップ4:収益構造を“ポートフォリオ化”する
個人事業主は、「単一収入」に依存しないことが大切です。
僕が意識している収益ポートフォリオは次の通り👇
| 収益タイプ | 割合 | 内容 |
|---|---|---|
| クライアントワーク | 40% | 即収益。安定のベース。 |
| 情報発信・ブログ収益 | 25% | 長期的資産。SEO+広告+アフィリ。 |
| デジタル教材・講座販売 | 20% | 知識の資産化。note・Udemy等。 |
| コミュニティ・顧問収入 | 10% | 継続課金型。 |
| その他(紹介・提携) | 5% | 外部提携や広告。 |
この分散構造により、1つの案件がなくなっても事業が揺れません。
ステップ5:数字で意思決定する(経営者マインド)
個人事業でも、感覚ではなく「月次決算思考」を取り入れましょう。
実践ポイント
- 毎月の損益計算書を作る(ざっくりでOK) → 売上・経費・利益を3項目で把握。
- 経費を“投資”と“消費”で分ける → 書籍やツール代は投資、衝動買いは消費。
- 利益率ではなく“残るお金”を重視 → 利益率が高くても、キャッシュが残らないなら意味がない。
数字を見ながら判断する癖をつけると、
自然と“お金が増える判断”しかできなくなります。
ステップ6:成長を止めない「余白の時間」を作る
個人事業主は働きすぎると、
「事業が伸びても、人生が縮む」
という矛盾に陥ります。
僕がやめたのは、“常に忙しくして安心すること”。
- 週に1日は完全オフ
- 午前中はインプット専用時間
- 月1回「何もしない日」を入れる
この「余白の時間」が、次のアイデアや仕組みを生みます。
資産形成において最も価値の高いのは、“考える時間”です。
まとめ:個人事業を「働かずに成長する構造」に変えよう
時給1万円を実現するには、
特別な才能や市場運が必要なわけではありません。
必要なのは、次の3つです👇
① 時間の使い方を「構造化」する
② 価値を「仕組み」に変える
③ お金の流れを「可視化」する
個人事業は、自由と不安が紙一重。
でも、仕組みを持つ人だけが“自由な時間と資産”を両立できます。

